森医院
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予防接種

A. 定期接種(無料)

定期接種と任意接種

日本で行われている予防接種は定期接種と任意接種に分けられます。
定期接種とは、受ける年齢(対象年齢)が決まっていて、市町村から案内と予診票が届く予防接種です。対象年齢の間に受ければ、市町村が費用を負担してくれるので無料で受けられます。ヒブ・小児用肺炎球菌・子宮頸がん予防のワクチンは平成25年4月から定期接種となりました。定期接種でも対象年齢を過ぎてしまうと任意接種(有料)になりますのでご注意ください。
一方、任意接種は希望者が私費で受ける予防接種です。こどもに受けさせるかどうか、いつ受けさせるのかは保護者の判断となり、受けると決めたら各自で医療機関に予約を入れて受けます。決められた料金はないので医療機関により多少異なります。

A. 定期接種(無料)

予防接種名 種類 公費負担 自費料金(税込) 接種回数
インフルエンザ菌b型(ヒブ) ¥8,328 3回
1回
小児用肺炎球菌 ¥11,633 3回
1回
2種混合 ¥5,499 1回
BCG ¥9,084 1回
麻しん・風しん混合(MR) ¥12,432 1回
1回
水痘 ¥7,560 2回
日本脳炎 ¥8,080 2回
1回
1回
ヒトパピローマウイルス
(子宮頸がん予防)
¥16,000 3回

B. 任意接種(有料)

予防接種名 種類 公費負担 自費料金(税込) 接種回数
B型肝炎
(母子感染予防以外)
¥9,288 3回
B型肝炎
(母子感染予防)
保険自己負担分 3回
おたふくかぜ ¥6,480 1回(できれば2回)
インフルエンザ 未定 生後6か月~12才:2回
13才以上:1回
麻しん ¥8,885 1回(できれば2回)
風しん ¥8,890 1回(できれば2回)
成人用肺炎球菌     ¥7,560  
ロタテック     ¥9,720 生後2ヶ月から1ヶ月おきで3回接種

接種間隔(ワクチン同士の間隔)

予防接種に使う薬液のことをワクチンといい、ワクチンには生きた細菌やウイルスを弱毒化した生ワクチンと、殺して有効な成分だけを取り出した不活化ワクチンがあります。一般に生ワクチンの方がウイルスが生きているぶん効果が強いですが、発熱などの症状がでることがあります。不活化ワクチンは副作用がほとんどないかわりに効果が長続きせず、追加接種が必要です。いろいろな予防接種をどの順番で受けるかを決める時には、生ワクチンか不活化ワクチンかで次の予防接種までの間隔が変わるので注意が必要です。
  不活化ワクチン ⇒ 次の予防接種まで、1週間以上あける。
  生ワクチン    ⇒ 次の予防接種まで、4週間以上あける。

普通のかぜなら解熱後1週間以上たっていて全身状態がよければ、かぜ症状が残っていても受けられますが、麻疹・風疹・水痘に罹患した時には1か月程度は接種を控えます。川崎病や血小板減少性紫斑病の治療でガンマグロブリン大量療法を受けた場合はMR、おたふくかぜ、水ぼうそうのワクチンに限って接種まで6か月以上の間隔をあけます。

接種の順番

いろいろな予防接種をどの順番に受けたらよいのか迷うことも多いと思います。参考までに当クリニックおすすめのスケジュールを紹介します。[1]は1回目、[2]は2回目のことです。

(1) 生後2か月 ヒブ[1]/肺炎球菌[1]の同時接種。B型肝炎[1]/ロタウイルス[1]も一緒に受けられます。※ロタウイルスワクチンは生後14週6日までに開始する必要があります。
(2) 生後3か月 3か月健診の時に、4種混合[1]/ヒブ[2]/肺炎球菌[2]の同時接種。B型肝炎[2]/ロタウイルス[2]も一緒に受けられます。
(3) 生後4か月 4種混合[2]/ヒブ[3]/肺炎球菌[3]の同時接種。
(4) 生後5か月 4種混合[3]/BCGの同時接種。
(5) 生後8か月~10か月頃(2回目から5か月以上あけて) B型肝炎[3]。10か月健診と一緒に受けるとよいでしょう。
(6) 1才になったら、麻しん・風しん混合[1]。おたふくかぜ[1]/水ぼうそう[1]も同時に受けられます。
(7) (3)から7か月以上あけてヒブ[4]。肺炎球菌[4]も一緒に受けましょう。
(8) 2才までに水ぼうそう[2]:1回目から3か月以上あけて受けます。
(9) (4)の1年後に4種混合[4]。1才半健診と一緒に受けるのがよいでしょう。
(10) 3才 日本脳炎[1]→約1か月あけて[2]。
(11) (10)の1年後に日本脳炎[3]。
(12) 小学校入学前の1年間に麻しん・風しん混合[2]。おたふくかぜ[2]を一緒に受けるとよいでしょう。
(13) 9才になったら日本脳炎[4]。
(14) 11才になったら二種混合。
(15) (女児のみ)11才~14才に子宮頸がんワクチン。